バイオリンとピアノと私

バイオリンを演奏するのは難しい。でも簡単。譜読みはね。ピアノみたいに右手があって左手でも弾いてペダルをつけて、とかいうんじゃなくて、楽譜は単音?じゃないか。ピアノでいうなら、右手の部分しかないんです。

で、一応ピアノで弾くんですよ。だって、初めての楽譜でしょう? 習いたてのバイオリンでたどたどしく弾いたらどんな曲か分からないんだもん。だから、一回ピアノで弾いて、こんな曲なんだぁ、と思ってバイオリンで練習する。

こういうのって二度手間かなぁ。でもこうしないと、ほんとに自分が何を弾いてるのか分かんなくなるんだもん。他の人はどうしてるのかな。上手な人はいいと思うんだけど、その音楽教室だって習いたての人はいるはず。みんながみんなピアノで弾けるわけじゃないと思うし、だからってバイオリンで弾くために電子ピアノを買いました!なんて馬鹿なことをするわけないし。いや、いるのかな…。

ともかく、きっといないだろうと想定して、その人たちはどうやって練習してるんだろう。自分がどういう曲のどの部分を弾いてるのかって分からなくならないのかな。それとも、もともとピアノがないからそういう発想がないのかな。

私はバイオリンの発表会のときには、必ずピアノで弾いたものを録音して、それをガイドにして音が間違ってないか詳細にチェックするのです。できるものは、伴奏まで弾いて、録音します。

もしかして、そういうことをできる環境にある私って恵まれてるのかなぁ。